ヤスダ屋・安田花織さんの日々の韓国料理～体を整えて温める～

在日韓国人の祖母と、 農家を営む日本人の母。 2 つの豊かな食文化に触れて育った「ヤスダ屋」の安田花織さんを講師に迎え、1 月のレッスンを開催します。国内外を旅しながら、土地に根ざした食文化や発酵食を探求する安田さんが今回提案するのは、「整え、 温める冬の韓国家庭料理」です。

年末年始のごちそうが続き、 少し疲れを感じる胃腸を労わりながら、 冷えた体を芯から温めるヤスダ家の“おうちの味”を、旬の食材とともにご紹介します。メインは、 骨付き鶏肉をじっくり煮出した澄んだスープ「タッコムタン」。 骨から溶け出した深く淡いうまみは、 消化に優しく体を内側から温めてくれます。 味のアクセントには、 香味野菜と韓国唐辛子を合わせて作る薬味ダレ「タデギ」を添えて。その日の体調や気分に合わせて、好みの辛味に調整できるのが魅力です。
副菜には、 すりおろしたじゃがいものモチモチ食感が楽しい「カムジャジョン」を。加熱に強いビタミン C を豊富に含むじゃがいもは、 風邪予防にもぴったりの食材です。 さらに、ねぎの風味豊かな「パヤンニョムカンジャン（ ねぎ酢しょうゆだれ） 」や、 家庭の定番である豆腐料理「トゥブジョリム」など、手軽に作れて箸が止まらなくなる滋味深いおかずを学びましょう。
また、実習で作る季節のキムチは「ナバッキムチ（大根と白菜をナバク切り（平たく薄切り）にして漬け込む水キムチ）です。乳酸発酵ならではの優しい酸味が口の中をすっと爽やかにし、腸内環境を整えます。実習で作って持ち帰りいただくので、ご自宅でお好みの発酵具合でお楽しみください。

「『韓国料理は辛くて重い』というイメージを離れ、毎日食べれて、身体が整う料理としての魅力を感じてほしい」と安田さん。 新しい組み合わせや香り、食感を大切に、 心も体も喜ぶ韓国料理の世界に触れてみませんか。皆さま、ぜひご参加ください♪