撮影/松元絵里子(『フライパンとトースターで焼ける平らなパン フラットブレッド』文化出版局)
ロンドンや東京のレストランに勤務し、アラブの料理やお菓子を学ぶため、一念発起してシリアやエジプトに移り住み、シリアの首都・ダマスカスでさまざまな食を学び、研鑽を重ねたアラブ料理研究家・小松あきさん。9月は、アラブ食文化圏でかかせない、平らなパン・フラットブレッドの魅力を紹介する本を出版した、あきさんとフラットブレッドを作り、アラブのおかずを楽しむ会を開催します!
今回は、「基本の無発酵生地のフラットブレッド」を作りましょう。発酵いらずなので、思い立ったらすぐ作ることができるのが最大の魅力! 短時間でできあがり、焼きたてをそのままちぎってディップをつけたり、くるくる巻いてラップサンドにしたり、どんな食事にも相性抜群。作り方を覚えると、小麦の香り豊かな焼きたてパンをいつでも食べられるようになります!
焼きたてをそのまま食べてもおいしいフラットブレッドですが、肉料理や卵、豆料理などとも相性抜群。試食時は、乾燥のひよこ豆とハーブを使ってつくる、ガリッとした食感も楽しいアラブのコロッケ「ファラーフェル」、そしてパーティの前菜にもぴったり「ビーツのディップ」を合わせ、アラブのサンドイッチを再現します。さらに、今回は、アゼルバイジャンやアルメニアあたりで食べられているパンをイメージにアレンジした、フレッシュハーブを包んで焼く「ハーブ入りフラットブレッド」、レバノンやシリア、アルメニアなどでは定番のひき肉をのせたフラットブレッド「ラフマジュン」もご用意。レモンをたっぷり絞っておめしあがりいただきます。
フラットブレッドは、ひとり8枚焼く充実の実習あり、アラブや中東地域などで愛されているフラットブレッドをマスターしましょう。アラブの食文化について、パン&お菓子事情などもたくさんお話いただきますので、ぜひお楽しみに♪