加藤巴里さんの初夏のおうちフレンチ　さわやかなレモンを使った「サマーシチュー」

料理家・脇 雅世さんの次女で、フランスの名門料理学校で学び、料理と製菓のフランス国家資格C.A.P.を取得された加藤巴里さん。今回は「初夏のおうちフレンチ」をテーマに、冷菜、温菜、メイン、デザートといった豪華なフルコースのラインナップでお届けします。 

実習するのは、温菜の「キッシュ」とメインの「サマーシチュー」。旬のズッキーニを使い、ミントの香りがクセになるキッシュは、巴里さんがフランス・バスティーユのカフェで働いていた時によく作った一品。基本の卵液の配合をマスターすれば、ほかの具材に代えてバリエーションを増やすこともできます。そして「サマーシチュー」は、夏らしくレモンを加えることで、さわやかな仕上がりに。フランスでは、大地の食材（豚肉）と海の食材（アンチョビ）をいっしょに合わせることを「テールメール」といい、うまみが倍増する手法です。
そのほか、デモンストレーションでは、もう一つの前菜「サルモレホ（完熟トマトの冷製スープ）」と、お待ちかねのデザート「パイナップルのアップサイドダウンケーキ」を。ひっくり返して作る、このケーキは、パイナップルの形が際立ち、かわいい見た目に。缶詰を使って、おうちでも手軽に作れる方法でご紹介します。

夏食材を使ったおしゃれな「おうちフレンチ」を、巴里さんといっしょに作って味わいませんか？ チャーミングな人柄で人気の巴里さんのもう一つの顔は、きき酒師。講座では巴里さんセレクトのこだわりの日本酒でペアリングも楽しんでいただきますので、お楽しみに♪