撮影/新居明子(『フランス人はたくさん仕込んで3度愉しむ。』誠文堂新光社)
「家でも実践しやすいフランス料理」のレッスンが、コトラボで大人気の上田淳子さん。
フランス人の食の繰り回し術を詰め込んだ書籍も好評な上田さんに、家で繰り返し作れるようになる仕込みメニューを教えていただきます。
フランスの家庭では、一度にたくさんおかずの素を仕込み、1日目、2日目、3日目とメニューを変化させながら食卓を楽しむそう。
今回、実習するのは、あめ色になるまで炒めた玉ねぎと牛肉を煮込んだ「ミロトン」というハヤシライスの原型とも言われるフランスの家庭料理です。トマトと酢を入れるのがポイントで、一度にたくさん仕込むと効率がよく、メイン料理はもちろん、オニオングラタン風のスープなどのメニューに展開することができます。
この仕込みをみんなで実習し、試食では上田さんが仕込んだミロトンを使って、生クリームでコクを、マッシュルームで香りとうまみをプラスした特製「ビーフストロガノフ」にアレンジしたものをおめしあがりいただきます。
実習で仕込んだミロトンはお持ち帰りいただくので、おうちでも復習&活用できますよ。フランス人の食の知恵を詰め込んだ、楽しくおいしい冬のスペシャルレッスンです。