撮影/高永三津子(『新装版 とっておきの本格レシピが誰でも作れる テリーヌ&パテ』河出書房新社刊)
ル・コルドン・ブルーで学んだ経歴があるフードコーディネーターのナガタユイさんは、おいしいものが大好き。学生時代、初めてのフランスで色とりどりのテリーヌやパテが並んだところを見て、その美しさと食材の組み合わせ、おいしさにわくわくが止まらなかったそう。テリーヌは、もともとふたつきの陶器製の耐熱容器の総称で、この型で作る料理のことも「テリーヌ」と呼ばれるようになったのだとか。今回、ナガタさんが繰り返し作ってきた冬バージョンの3種のテリーヌをご紹介します。
まず1つ目は、メインの「鶏と帆立て、きのこのテリーヌ」。鶏ひき肉、帆立て、きのこのうまみを型にぎゅっと詰め、オーブンで焼いて仕上げます。ご試食では、ポーチドエッグを添え、パテのよう切り分けて野菜をたっぷり添えておめしあがりいただきます。2つ目は「じゃがいもとベーコンのテリーヌ」。ほくほくのじゃがいものおいしさを味わうテリーヌで、ベーコンのうまみによってシンプルながらメイン級のボリューム感があります。3つ目は、デザートのテリーヌ。旬のいちごが美しく映える「いちごと赤ワインのテリーヌ」をご紹介します。今回は、「鶏と帆立て、きのこのテリーヌ」を小さな型で実習してお持ち帰りいただけるスペシャルレッスンです!
フランスのテリーヌは、パーツの下ごしらえ、工程も多く挑戦しがいのある料理。ナガタさんが何度も作ってきた中で、かける手間、省ける工程など、家庭でテリーヌを作るためのコツと魅力をしっかりとお伝えします。見た目の華やかさはもちろん、食感や食材の組み合わせが豊かな3つの味わいのテリーヌをお楽しみください!